名古屋の駐車場経営パートナー会社15選！選ぶ基準や儲けるコツも紹介

駐車場経営とは、土地活用の一種です。未使用の土地に駐車場を設置し、利用者からの駐車料金から収益を得る経営方法です。まずは、駐車場経営のメリット・デメリットや経営方法など、基礎知識をご紹介します。

駐車場経営のメリット・デメリットを比較した内容がこちらです。
 

駐車場経営の方法は、主に3種類あります。こちらにそれぞれの特徴をまとめました。
 

駐車場経営のデメリットの1つに「税金が高い」という点があります。住宅と比べて高くなるのが「固定資産税」です。固定資産税は、土地に対して課税される税金で、土地の所有者が納税義務者です。住宅を建てるための土地の場合は特別措置があり、固定資産評価額の6分の1に税率(1.4%)を乗じて算出されます。

一方、駐車場経営の土地の場合は優遇措置がないので、固定資産税評価額に税率を乗じて算出されます。これにより、固定資産税は土地の評価額や敷地面積次第で、かなり大きな金額になります。

そのため、収支シミュレーションに固定資産税を忘れてはなりません。固定資産税評価額は東京などの大都市はかなり高い金額です。住宅に比べ収益が少ない駐車場経営の場合だと、売上がそれなりにあっても固定資産税に圧迫され、儲からないというケースが多く発生しています。

ただし、地方都市の場合は、東京ほど固定資産税評価額は高くありません。さらに名古屋中心部などは、人が多く集まるので駐車場の需要もあります。この理由から、名古屋での駐車場経営は儲かる可能性が高いのです。

土地なしからの駐車場経営に関しては、こちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

名古屋の駐車場の相場を考慮し、駐車台数10台で、収入シミュレーションした結果がこちらです。
 

駐車場経営は、住宅に比べ収益が少ないため、基本的には土地なしから経営することはおすすめできません。しかし立地によっては、成功するケースもあります。どんな立地なら土地なしからでも収益をあげることができるのでしょうか。ポイントは3つです。

1. 人が集まる場所
2. 駐車禁止エリアの近く
3. 開発予定地

ここでは、名古屋のおすすめパートナー会社15選をご紹介していきます。パートナー会社選びは、駐車場経営でとても大切な要素なので、ぜひ参考にしてください。

エイブルパーキングは、大手賃貸不動産会社エイブルの連結子会社になります。全国にネットワークがあり、名古屋の土地にも精通しています。対応スピードも早く、最短3週間で駐車場経営を始められます。
 

タイムズ24は、全国47都道府県に2万件(75万台)を超える実績がある駐車場経営会社です。黄色いTimesの看板は一度は見たことがあるのではないでしょうか。ネームバリューがあるので、安心して利用できます。
 

NTTル・パルクはNTTグループの総合不動産活用会社です。駐車場管理の他に、自動販売機での運用も行っています。ロックレス式駐車場や支払いも電子マネーに対応可能など、IT技術を駆使した駐車場として人気です。
 

アップルパークは、駐車場・駐輪場管理専門の会社です。青い看板が目印です。
 

遠州建設は、名古屋にある駐車場工事の専門会社です。地域に根付いたサービスが魅力です。
 

名城パーキングは名古屋を中心に東海3県で駐車場経営をしている会社です。経営方法が、一括借上方式と独自の管理委託方式から選べるのが魅力です。

パークイン名古屋は、コインパーキング管理運営をメインに、名古屋での実績を多くあげている会社です。
 

パークエイジは名古屋・大阪を中心に、コインパーキング管理運営や設備製造販売を手掛ける会社です。

OPパークは名古屋を中心に、コインパーキング管理運営をする会社です。OPパークのシンボルである「花の看板」がトレードマークです。
 

アイリンクは名古屋を中心に、土地活用のお手伝いを行う不動産会社です。
 

ジーアイシーは、東京から九州の広い範囲で対応可能な駐車場経営会社です。

アークリンクは、高額賃料が売りの駐車場経営会社です。

P-nextは、大都市を中心に駐車場経営のトータルマネジメントをする会社です。

トヨタエンタプライズはトヨタ自動車の子会社で、タイムズ24との共同運営システムで駐車場管理運営する会社です。

複数のパートナー会社をご紹介してきましたが、何を基準に選んだらいいのか迷う場合もあるでしょう。
ここでは、選ぶ基準をお伝えしていきます。

経営スタイルには「一括借上方式」「管理委託方式」「個人経営」の3タイプがあることはお伝えしましたが、会社によっては、この他の経営スタイルを選べるところもあります。例えば、一括借上の場合は、通常、駐車場収入が多い月でも収入は変わりません。

しかし、売上によって月の管理費を変えたり、収益を会社が教えてくれ、受取割合を相談して決める方法を選べる会社もあるのです。

駐車場のタイプもコインパーキングのみのところもあれば、月極駐車場と併用して経営できる会社もあります。まずはリスクの低い経営方法をおすすめしますが、経営が軌道にのってきたときに、経営方法の選択肢があるような会社は長く付き合える可能性が高いです。

初めて駐車場経営をする場合は、わからないことも多く、パートナー会社に頼ることが多いです。そのようなときに、オーナーであるこちら側の立場になり、親身に対応してくれるような会社がおすすめです。今は駐車場管理運営会社も競争が激しいので、対応がいい会社が多いかと思いますが、中にはパートナー会社側の利益を強く求める会社もあるので、注意が必要です。

どのパートナー会社にもサポート体制が備わっています。サポート体制の内容を見て、自分に必要なサポート体制が整っている会社を選んでください。できれば、事前の調査分析から、具体的な収支予想、開始後の集客アップの対策などをしっかりしてもらえるような会社がおすすめです。

特に月極駐車場の場合に気を付けてほしいのが、仲介手数料です。月極駐車場で管理を自分でできる規模の場合は、不動産会社に集客を依頼するケースがあります。不動産会社が利用者を見つけてくれ、契約をする場合に仲介手数料が発生する場合もあります。会社によって条件は違うので、仲介手数料が無料の会社を選ぶことをおすすめします。

駐車場経営を始めるからには、儲けをださないと意味がありません。パートナー会社は、収益アップのためにいろいろなサポートをしてくれますが、経営者は自分自身です。儲けるコツをしっかり認識することで、駐車場経営が成功する可能性は高くなります。

まずは、保有している土地が駐車場に適した立地なのかの確認が必要です。確認ポイントは以下です。

1. 敷地の広さ
2. 面している道路の広さ
3. 人が集まる立地か住宅街か

駐車場経営は、自分が詳しい地域で始めるのがおすすめです。なぜなら、詳しい地域ならその場所に駐車場のニーズがあるかどうかわかるからです。あまり詳しくない場合は、実際に足を運び、確認してみることをおすすめします。

月極駐車場の場合は、近くに駐車場の少ないマンションがあるかなど、コインパーキングの場合は、どれぐらい人が集まる場所なのかを確認してみましょう。

初期費用を把握することも大切です。なぜなら、初期費用を把握することで利回りが算出できるからです。収入予想をたて、何年で初期費用が回収できるかの目安を把握しておきましょう。初期費用は経営方法や敷地面積、駐車場スタイルによって変わりますが、一括借上方式の場合は0円から塗装代金のみ、管理委託方式の場合は、少なく見積もっても100万円以上かかるケースが多いです。

初期費用に関しては、こちらの記事に詳しく掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

収益予想を見積もるときには、慎重に見積りをたてる必要があります。例えば、月極駐車場の場合、全て契約した場合の収益予想ではなく、5割~8割予想の見積りを作るといいでしょう、コインパーキングの場合も、実際の稼働率は30~50％ほどです。好立地でも70％ほどなので、100％稼働率で収益予想をたてると、実際に経営したときにかなりの差がでて、精神的にも苦しくなってしまいがちです。

目標は高く持ちつつ、収益予想は控えめに見積もるのが大切です。

収支シミュレーションをする場合には、実質利回りで計算することが大切です。利回りには他にも表面利回りがありますが、表面利回りは初期費用などが含まれていないため、具体的な数字とは少し異なります。実質利回りは、投資した金額に対して収益になる割合をパーセンテージで表した数字のことで、収支を知る上で大事なポイントです。算出方法はこちらです。

実質利回り=(1年間の駐車場収入－ランニングコスト）÷初期費用×100

実質利回りは少し難しい要素です。こちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

駐車場経営には、初期費用の他に毎年かかるランニングコストがあります。駐車場を管理するための費用や、税金などが該当します。特に税金がどれくらいかかるのかを把握していないと、収支予想がくずれてしまうので、しっかり把握しておくことが大切です。

主にかかるのは「固定資産税」と「都市計画税」です。駐車場経営の土地には軽減措置がないので、税額は大きな金額になりがちです。算出方法はこちらです。

固定資産税＝固定資産税評価額×1.4％
都市計画税＝固定資産税評価額×0.3％

駐車場経営に関わる税金に関しては、こちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

本記事では、名古屋の駐車場経営パートナー会社や選ぶ基準や儲けるコツについて解説しました。以下本記事の内容をまとめましたので、参考にしてください。
 

• 人が多く集まる割に固定資産税が東京ほど高くない名古屋では、駐車場経営が成功する可能性が高い
• 立地によっては、土地なしからの駐車場経営も成功する
• パートナー会社を選ぶ際は、自分に合った経営スタイルやサポート体制があるのかを基準にする
• 候補のパートナー会社を複数選び、比較検討してから決めるのがおすすめ
• 名古屋で駐車場経営を成功させるには、駐車場のニーズの見極めや、具体的な収支予想が大切