2020年09月04日公開
2020年10月08日更新
タイムズ24で駐車場経営する人の口コミ!土地なしからの始め方やメリットも紹介
タイムズ24で駐車場経営を始めようとしている人向けに、オーナーの口コミやメリットデメリットやタイムズ24の開設方法などを解説しています。また他社との違いやタイムズ24の先進的な集客システムなども紹介します。タイムズ24の基本的な事が全てわかる記事となっています。
目次
タイムズ24(駐車場経営会社)とは
会社名 | タイムズ24株式会社 |
創立 | 昭和46年(1971年)8月 |
本社 | 東京都千代田区有楽町2-7-1 |
対応エリア | 全国 |
実績 | 設置駐車場14,000箇所、設置車室50万車室 |
契約台数 | 1台~OK |
タイムズ24とは、タイムズ24株式会社が運営する時間貸し駐車場のことです。パーク24株式会社が100%出資しており、時間貸し駐車場以外にも駐車場の管理受託、月極駐車場の運営、予約制駐車場の運営も行っています。タイムズ24は国内における駐車場経営にて最大手です。
パーク24グループの一角として存在感を示しており、黄色い看板のコインパーキングと言えばタイムズという位、知名度は抜群です。更に対応エリアは全国、設置駐車場は14,000箇所、設置車室50万車室と管理実績も抜群にあります。そんなタイムズ24で駐車場経営をする人の口コミや、土地なしからの駐車場経営の始め方やメリットデメリットを解説していきます。
まずは駐車場経営を全く知らない初心者でも、タイムズ24であれば簡単に駐車場経営ができる理由と、タイムズ24の駐車場運営会社としての強みを5つ紹介します。
①駐車場経営業界トップクラスの管理実績
街にあるコインパーキングと言われて思いつくのは、タイムズ24か三井のリパークではないでしょうか。タイムズ24は、これまでの実績と知名度が駐車場経営業界ではナンバー1です。現在までの管理実績は、設置駐車場14,000箇所・設置車室50万車室とトップクラスです。
タイムズ24が駐車場オーナーに人気の理由は、トップクラスの管理実績にあります。実績があると駐車場のオーナーは安心して任せることができます。管理ノウハウをしっかりと持ち合わせていたりどんなトラブルにもこれまでに培った経験で対処ができます。
もちろん、日々の業務となる集金や駐車場内の清掃や精算機などの機材の保守点検も行っています。上記のとおりに、長年コツコツと積み上げてきた抜群の実績が駐車場オーナーからの信頼を勝ち得、これまでのタイムズ24の躍進を支えています。
②年中無休のサポート体制・トラブル対応
タイムズ24の管理・サポート体制は、年中無休の24時間営業です。駐車場内でトラブルが発生した場合には、グループ会社のタイムズコミュニケーションのスタッフが、24時間年中無休で即座に現場急行できる体制を整えています。もしものトラブル発生時に迅速な対応ができるのも、タイムズ24の強みであり人気であることの要因です。
またタイムズ24は、これまで起きたトラブルを処理するだけでなくトラブルの分析や問題点のあぶり出しを行っています。より安全で使いやすい駐車場づくり、トラブルを未然に防止する仕組みなど駐車場管理ノウハウの積み重ねをしっかりと行っています。
③24時間集客できるシステム導入
タイムズ24は、1991年東京台東区にて日本初の24時間集客できる時間貸し駐車場システムをオープンしました。以後、駐車場業界の最大手としてさまざまな駐車場システムを提供してきました。タイムズ24は現在でも先進的なシステムを導入し続けています。
その一つがタイムズWEB上での駐車場検索システムです。タイムズ24のWEB上にて駐車場検索画面にいくと、現在地周辺のタイムズパーキングの場所を示した地図や、現時点での駐車場の空き状況や利用料金が表示されます。更に現在地から目的の駐車場までの最短ルートを表示することができるのも大変便利な機能です。
④時代のニーズを捉えたサービス展開
タイムズ24が時代にマッチしたサービスとして展開しているものを紹介します。
- タイムズカーシェア
- 会員制サービス タイムズクラブ
- 電子マネー決済
最初に紹介するのは、タイムズカーシェアです。自動車の保有率が都心部を中心に落ち込む中、カーシェアの需要は拡大しています。タイムズ24でも駐車場内の区画を利用して、カーシェアのサービスを展開しています。タイムズカーシェアは簡単に利用できます。まずはWEB上にてタイムズカーシェアに入会します。
入会が完了し会員カードが届いたら、WEB上にて周辺の空き状況を確認し予約をします。予約時間になりましたら、カーシェアがある駐車場に行き予約した車に会員カードをかざすと利用ができるようになっています。利用料金は月末にクレジットカードでの支払いです。タイムズカーシェアは、24時間使いたいときにいつでも使えるのが特徴で自宅の近くにあれば大変便利です。
次に、タイムズ24が提供する会員制サービス”タイムズクラブ”です。タイムズクラブとは、普段利用するタイムズパーキングやタイムズカーシェアやタイムズカーレンタルを利用するとポイントが溜まります。ポイントは、タイムズチケットに交換ができるお得なサービスです。また会員限定の特典として、タイムズパーキングを利用すると会員優待料金で利用ができます。
更に、タイムズカーレンタルは最大で20%OFFとなります。他には、会員カードの提示で全国のレジャーやホテルなどの会員優待施設や店舗を会員優待の料金で利用ができます。
最後は駐車料金の支払い時に、電子マネーでの決済ができます。利用できる電子マネーは、SuicaやPASMOなどになります。電子マネーを利用するには、タイムズクラブカードが必要となります。
⑤複数の駐車場経営形式から選択可能
タイムズ24では、個人事業主の駐車場の場合に時間貸し駐車場(コインパーキング)と月極駐車場のどちらかを選択できます。タイムズ24で時間貸し駐車場を選んだ場合は、全て土地一括借り上げ式となります。駐車場のオーナーはタイムズ24と土地の賃貸借契約を結びます。
駐車場のオーナーは運営や管理を全てタイムズに任せ、駐車場の稼働率に関係なく毎月一定の土地の賃料をタイムズ24より受け取ることになります。この場合駐車場のオーナーは、初期投資として本来掛かる駐車場の整地費用や設備機器の設置費用などを、全てタイムズ24が負担する形になるので金銭の負担はありません。
タイムズ24では月極駐車場も運営しています。月極駐車場の場合は、サブリースと管理委託の2つの管理形態があります。サブリースはタイムズ24が一括して駐車場を借り受け月極駐車場として運営と管理をしていきます。駐車場のオーナーには稼働率に関係なく毎月一定の賃料を支払うことになります。
管理委託とは、駐車場経営の中で煩わしい利用者とのやりとりをタイムズ24が代行します。利用者の募集・契約・賃料の回収・駐車場内の清掃など管理運営を一手に引き受けます。特に利用者の募集・契約は、ホームページ上ですばやく申し込みから審査ができるので契約機会を逃さないことも特徴です。
管理委託の場合、賃料収入の5~10%程度を管理委託費用としてタイムズ24に支払いますが、料金トラブルなどの面倒な案件も対応してくれるので駐車場のオーナーとしては安心なサービスです。
タイムズ24と他の駐車場経営会社を比較
こちらではタイムズ24と他の大手4つの駐車場を比較します。
経営形態や運用・管理・サポート体制にあまり差はないようです。しかし運営の規模感に於いては、個人から法人まで全国的な展開を見せるタイムズ24は知名度があります。また長年の経験から、集客力や運営力に関して他社よりも長けているので安心できます。
詳しくは以下の表をご覧ください。
会社名 | 経営形態 | 運用・管理・サポート内容 | 成功事例 |
タイムズ24 | 一括土地借り上げ式 |
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個人から法人まで全国規模で実績がある |
タイムパーキング | 一括土地借り上げ式と自主管理 |
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商業地にあるわずか3台分のスペースで月60万円の売り上げ |
ユアーズパーキング | 一括土地借り上げ式と自主管理 |
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放置していた狭小地をつかって月5万円の収入 |
NTTル・パルク | コインパーキング以外に月極駐車場や自販機設置による土地活用も提案 |
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使わなくなった土地をコインパーキングに改修して売り上げを上げている |
アップルパーキング | 一括土地借り上げ式 |
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10台の駐車スペースを月3.3万円で契約。月33万円の売り上げ。 |
タイムズ24で駐車場経営する人の口コミ
タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ①オーナーAさん
タイムズ24を実際に利用している方の口コミを紹介していきます。まずはオーナーAさんからです。
将来的に相続の問題が発生する為、コインパーキング事業を始めました。タイムズ24は駐車場業界トップの安心感や、営業担当者の人柄、スピーディーな対応力が決め手となりました。土地管理の煩わしさがなく、副収入として土地の賃料収入が毎月一定額入るので助かっています。なによりも土地を貸しているだけなので、普段の仕事に全く影響しないのが一番のメリットです。
タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ②オーナーBさん
次は、オーナーBさんの口コミです。
タイムズ24は街中でよく見かけていて、駐車場業界では大手且つ知名度があるので安心感があります。現在一括借り上げで毎月土地の賃料を受け取っています。他のオーナーさんのお話だと値下げ交渉もあるようなので、今後がどうなるかなと少し心配をしています。
タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ③オーナーCさん
次は、オーナーCさんの口コミです。
タイムズ24は初期投資が掛からずに始められるのがよく、借入金をするまでもないのでマイナスにならないことがメリットです。その代わりに”経費がない=所得が出る”ので所得税(不動産所得)が掛かったりなど税制面ではデメリットもあります。しかし、仮に失敗したとしてもそもそも借入金がないのでリスクが少ない事が良いと思っています。
タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ④オーナーDさん
次は、オーナーDさんの口コミです。
タイムズ24は基本2年契約となっています。従って契約後2年以内の解除には違約金がかかります。これは当然契約書に明記されることとなります。理由は設備設置費はタイムズ負担なので契約直後に解除されると、タイムズにとって工事費が丸損になる為です。しかし2年毎の契約だから土地オーナーとしては、短期間での土地活用もできるのも魅力です。
タイムズ24で駐車場経営するメリット
ここでは、タイムズ24で駐車場経営をするメリットを紹介します。
- 初期投資なしでも始められる
- 一定の賃料を毎月安定して得られる
- 知名度と管理ノウハウがあるので安心
- 土地を流動的に使える
- タイムズ24の強力なサポート体制
まず、土地を所有していれば初期投資なしでも始められます。また土地なしから始める場合、土地の購入時は費用が掛かりますがアパート投資などと比べると費用は安価です。従って借入金をしなければ投資リスクは低いのがメリットです。
次に、タイムズ24に土地を貸すだけなので毎月一定の賃料が見込めることです。駐車場の稼働率や機器のメンテナンス費用も掛からず収入が安定します。更に、タイムズ24にはこれまで培った経験があるのでどんなトラブルにも対処ができます。管理運営のノウハウをしっかりと併せ持っており、知名度も抜群なので安心です。
また、土地の賃貸借契約は2年おきに更新するスタイルです。従って短期間での駐車場経営と土地活用ができるのもメリットです。3年後に売却する予定でも、その前に少しでも駐車場経営で土地活用ができるのです。
最後に、タイムズ24の強力なサポート体制です。集客できる仕組みやタイムズクラブやカーシェアなどオーナーの土地を目一杯活用してくれます。タイムズ24としても集客ができる土地であれば契約を更新したいし、オーナーも基本は土地を長期間貸し続けたい。両者の意向が合致する中で土地活用を十二分にしてくれるので良好な関係を築きやすいのです。
タイムズ24で駐車場経営するデメリット
では、タイムズ24を利用することでのデメリットは何でしょうか?ここではメリットだけでなくデメリットもしっかりと押さえていきます。
- 収益性は高くない
- 税制のメリットは殆どない
- タイムズ24と契約前に自費負担で舗装する場合もある
- 全ての土地で駐車場契約はできない
- 建物がある場合は自費で取り壊し
まず、収益性に関してはアパート投資に比べると高くはありません。駐車場経営は小さな収益でいかに長期間安定的に続けられるかがポイントです。
次に、税制のメリットは殆どありません。駐車場は宅地の評価ではなく更地の評価となるので、固定資産税や都市計画税は高くなります。また更地の評価となる為、相続税も高くなります。
更にタイムズ24との契約によっては、駐車場の工事の前に自費負担で舗装する場合もあるようです。因みに、アスファルト舗装の費用は平米単価で3,000円~5,000円なので200㎡の敷地であれば600,000円~1,000,000円となります。
また、全ての土地がタイムズ24と契約できる訳ではありません。車の駐車スペースが取りにくい歪すぎる土地や狭小すぎる土地であったり、駐車場にアクセスする道が狭すぎたりすると契約ができない場合もあります。
最後に、建物が残っている場合は自費で取り壊しをしないといけません。空き家の取り壊し業者は、インターネットでも検索でき個人でも手配ができます。いくつか見積もりをとって解体業者を決めていきます。
タイムズ24で駐車場経営するのに向いている人
タイムズ24で駐車場経営に向いている人は、下記3つにあてはまる人です。
- 相続で得た土地があったり、遊休地の土地活用に悩んでいる
- 投資資金がないので、初期投資額を抑えたい
- リスクが低い土地活用をしたい
相続で得た土地の活用方法に悩んでいたり、初期投資を抑えたい、高リスクを避けたい人にはお勧めです。タイムズ24は駐車場の機器だけでなく、看板やフラップ板などの設置、管理・運営にかかる費用を全て負担します。尚、基本契約は2年間となっているので将来的に建築予定のある土地を貸したいと思っている方にもぴったりです。
タイムズ24で駐車場経営する方法
タイムズ24で実際に駐車場経営する方法を順を追って解説していきます。駐車場経営の実践編です。
①土地なしなら賃貸・購入で用意する
土地がない場合は駐車場用地を借りるか、購入で用意をします。駐車場の用地は、駅に近いなど好立地で土地を購入する必要はありません。駅から遠いなど交通の便が悪い場所ほど、車の需要が高くなるので郊外の安い土地がお勧めです。また購入する場合はローンではなく現金で買える範囲の用地にします。
借り入れをすると失敗した場合のリスクが高くなるからです。土地の準備ができたら次はタイムズ24に駐車場経営について相談です。
②タイムズ24に問い合わせて相談する
所有している土地をタイムズ24の駐車場にするのであれば、タイムズ24のホームページにアクセスして問い合わせをします。問合せ画面では以下の内容を入力します。
- 所有している土地がある場所
- 名前
- 連絡方法(メールか電話を選ぶ)
- お問い合わせの内容(資料請求や質問・相談だけでも可)
問合せが完了しましたら担当エリアの営業から連絡が入り、後日相談をします。所有している土地で駐車場ができるか、土地の賃料の見積もり、駐車場開設までの利用の流れなどです。オーナー側とタイムズ24側で駐車場開設に向けて合意ができれば次は土地の調査等に進みます。
③土地とニーズを調べてもらう
タイムズ24の調査は無料です。土地活用には様々な方法があります。所有している土地が駐車ニーズが見込める立地であるのか、駐車場として活用できる土地であるのかをタイムズ24が調査をします。駐車場は土地が広い整形地だけではなく狭小地や変形地にもできます。ちなみに狭小地の場合、間口約5m奥行き約6mから駐車場の設置は可能です。
④自身に適したプランを提案してもらう
土地の形状・広さ・周辺の駐車ニーズにあった駐車場プランをタイムズ24が提案します。駐車場の設置レイアウト・契約期間・周辺住宅への安全性などです。利用者の利便性が高い施設となるよう最適なプランを提案してもらいます。
⑤契約を結ぶ
契約前に賃料などの十分な説明を受けた後にいよいよタイムズ24と契約を結びます。タイムズ24は土地一括借り上げ式となっているので、所有している土地の賃貸借契約を結びます。
⑥駐車場設備の設置工事を行ってもらう
駐車場の設置工事は概ね1週間程度で終了します。工事が始まる前にはタイムズ24の担当者が近所への挨拶もしっかりと行います。土地の整地、看板やフェンスや精算機などの設置を行います。
⑦駐車場がオープンする
駐車場の設置工事が完了しいよいよ駐車場がオープンします。オープン後はタイムズ24が駐車場の管理や運営を全て行います。契約からオープンまでの日数はおおよそ1か月です。賃料はオープン初日から発生します。
タイムズ24の駐車場経営を解約する方法
タイムズ24の駐車場を解約する方法は、解約の旨を示した書類を解約を希望する予定日の3カ月前までにタイムズ24に送ると解約をすることができます。基本的な契約の期間は2年間ですが、途中期間での解約も可能です(違約金を取られる場合もあります)。
解約の手続きを完了した後は、駐車場の敷地内にある設備機器や看板などをタイムズ24が全て撤去をします。そして解約の指定期日までに更地の状態でオーナーに返還されます。
ちなみに解約に掛かる費用のうち、設備機器の撤去工事の費用はタイムズ24が負担します。従ってオーナーが駐車場の撤去費用に関してお金を負担することはありません。
まとめ
本記事ではタイムズ24の駐車場経営について解説をしてきました。タイムズ24は土地を貸すだけなので、オーナーに一切の負担なく一定の収入が得られるのが一番の魅力です。タイムズ24は駐車場の管理や運営一切の業務を行ってくれます。
従ってサラリーマンであれば副業として本業に負担なくできますし、法人にとっても空いた駐車場対策で手間がかかることはなく、やはり本業に集中できるメリットがあります。タイムズ24には駐車場経営に長けた先進的な戦略やノウハウが沢山あります。更に全国展開であるからこそ知名度も高いのです。
仮に旅行先で車を駐車しようとして、タイムズ24の看板があったら少しホッとするかもしれません。経験、知名度、ノウハウがあるタイムズ24に駐車場経営を委ねれば安心です。