タイムズ24の駐車場経営はどう?実際の口コミや始め方・メリットも解説

タイムズ24で駐車場経営を始めようとしている人向けに、オーナーの口コミやメリットデメリット、タイムズ24の開設方法などを解説しています。また他社との違いやタイムズ24の先進的な集客システムなども紹介します。タイムズ24の基本的な事が全てわかる記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

タイムズ24の駐車場経営はどう?実際の口コミや始め方・メリットも解説のイメージ

目次

  1. 1タイムズ24(駐車場経営会社)とは
  2. 2タイムズ24と他の駐車場経営会社を比較
  3. 3タイムズ24で駐車場経営する人の口コミ
  4. 4タイムズ24で駐車場経営するメリット
  5. 5タイムズ24で駐車場経営するデメリット
  6. 6タイムズ24で駐車場経営するのに向いている人
  7. 7タイムズ24で駐車場経営する方法
  8. 8駐車場経営で失敗しないコツ
  9. 9タイムズ24の駐車場経営を解約する方法
  10. 10タイムズ24の駐車場経営に関するよくある質問
  11. 11まとめ

タイムズ24(駐車場経営会社)とは

会社名 タイムズ24株式会社
創立 昭和46年(1971年)8月
本社 東京都千代田区有楽町2-7-1
対応エリア 全国
実績 設置駐車場25,000箇所、設置車室74万車室(※)
契約台数 1台~OK


※2023年1月末時点
参照:駐車場管理実績(駐車場経営・土地活用)|タイムズ駐車場検索

タイムズ24とは、タイムズ24株式会社が運営する時間貸し駐車場のことです。パーク24株式会社が100%出資しており、時間貸し駐車場以外にも駐車場の管理受託、月極駐車場の運営、予約制駐車場の運営も行っています。タイムズ24は国内における駐車場経営にて最大手です。

パーク24グループの一角として存在感を示しており、黄色い看板のコインパーキングと言えばタイムズという位、知名度は抜群です。更に対応エリアは全国、設置駐車場は25,000箇所、設置車室74万車室と管理実績も抜群にあります。そんなタイムズ24で駐車場経営をする人の口コミや、土地なしからの駐車場経営の始め方やメリットデメリットを解説していきます。

まずは駐車場経営を全く知らない初心者でも、タイムズ24であれば簡単に駐車場経営ができる理由と、タイムズ24の駐車場運営会社として、以下の5つの強みを紹介します。
 

  1. 駐車場経営業界トップクラスの管理実績
  2. 年中無休のサポート体制・トラブル対応
  3. 24時間集客できるシステム導入
  4. 時代のニーズを捉えたサービス展開
  5. 複数の駐車場経営形式から選択可能

①駐車場経営業界トップクラスの管理実績

街にあるコインパーキングと言われて思いつくのは、タイムズ24か三井のリパークではないでしょうか。タイムズ24は、これまでの実績と知名度が駐車場経営業界ではナンバー1です。現在までの管理実績は、設置駐車場25,000箇所・設置車室74万車室とトップクラスです。

タイムズ24が駐車場オーナーに人気の理由は、トップクラスの管理実績にあります。実績があると駐車場のオーナーは安心して任せることができます。管理ノウハウをしっかりと持ち合わせていたり、これまでに培った経験でどんなトラブルにも対処したりすることができます。

もちろん、日々の業務となる集金や駐車場内の清掃や精算機などの機材の保守点検も行っています。上記のとおりに、長年コツコツと積み上げてきた抜群の実績が駐車場オーナーからの信頼を勝ち得、これまでのタイムズ24の躍進を支えています。

 

②年中無休のサポート体制・トラブル対応

タイムズ24の管理・サポート体制は、年中無休の24時間営業です。駐車場内でトラブルが発生した場合には、グループ会社のタイムズコミュニケーションのスタッフが、24時間年中無休で即座に現場急行できる体制を整えています。もしものトラブル発生時に迅速な対応ができるのも、タイムズ24の強みであり人気であることの要因です。

またタイムズ24は、これまで起きたトラブルを処理するだけでなくトラブルの分析や問題点のあぶり出しを行っています。より安全で使いやすい駐車場づくり、トラブルを未然に防止する仕組みなど駐車場管理ノウハウの積み重ねをしっかりと行っています。

③24時間集客できるシステム導入

タイムズ24は、1991年東京台東区にて日本初の24時間集客できる時間貸し駐車場システムをオープンしました。以後、駐車場業界の最大手としてさまざまな駐車場システムを提供してきました。タイムズ24は現在でも先進的なシステムを導入し続けています。

その一つがタイムズWEB上での駐車場検索システム(オンラインシステムTONICです。タイムズ24のWEB上にて駐車場検索画面にいくと、現在地周辺のタイムズパーキングの場所を示した地図や、現時点での駐車場の空き状況や利用料金が表示されます。更に現在地から目的の駐車場までの最短ルートを表示することができるのも大変便利な機能です。

④時代のニーズを捉えたサービス展開

タイムズ24が時代にマッチしたサービスとして展開しているものを紹介します。
 

  • タイムズカーシェア
  • 会員制サービス タイムズオーナーズクラブ
  • 電子マネー決済

最初に紹介するのは、タイムズカーシェアです。自動車の保有率が都心部を中心に落ち込む中、カーシェアの需要は拡大しています。タイムズ24でも駐車場内の区画を利用して、カーシェアのサービスを展開しています。タイムズカーシェアは簡単に利用できます。まずはWEB上にてタイムズカーシェアに入会します。

入会が完了し会員カードが届いたら、WEB上にて周辺の空き状況を確認し予約をします。予約時間になりましたら、カーシェアがある駐車場に行き予約した車に会員カードをかざすと利用ができるようになっています。利用料金は月末にクレジットカードでの支払いです。タイムズカーシェアは、24時間使いたいときにいつでも使えるのが特徴で自宅の近くにあれば大変便利です。

次に、タイムズ24が提供する会員制サービス”タイムズオーナーズクラブ”です。タイムズオーナーズクラブとは、普段利用するタイムズパーキングやタイムズカーシェアやタイムズカーレンタルを利用するとポイントが溜まります。ポイントは、タイムズチケットに交換ができるお得なサービスです。また会員限定の特典として、タイムズパーキングを利用すると会員優待料金で利用ができます。

更に、タイムズカーレンタルは最大で20%OFFとなります。他には、会員カードの提示で全国のレジャーやホテルなどの会員優待施設や店舗を会員優待の料金で利用ができます。

最後は駐車料金の支払い時に、電子マネーでの決済ができます。利用できる電子マネーは、SuicaやPASMOなどになります。電子マネーを利用するには、タイムズクラブカードが必要となります。
 

⑤複数の駐車場経営形式から選択可能

タイムズ24では、個人事業主の駐車場の場合に時間貸し駐車場(コインパーキング)と月極駐車場のどちらかを選択できます。タイムズ24で時間貸し駐車場を選んだ場合は、全て土地一括借り上げ式となります。駐車場のオーナーはタイムズ24と土地の賃貸借契約を結びます。

駐車場のオーナーは運営や管理を全てタイムズに任せ、駐車場の稼働率に関係なく毎月一定の土地の賃料をタイムズ24より受け取ることになります。この場合駐車場のオーナーは、初期投資として本来掛かる駐車場の整地費用や設備機器の設置費用などを、全てタイムズ24が負担する形になるので金銭の負担はありません。

タイムズ24では月極駐車場も運営しています。月極駐車場の場合は、サブリースと管理委託の2つの管理形態があります。サブリースはタイムズ24が一括して駐車場を借り受け月極駐車場として運営と管理をしていきます。駐車場のオーナーには稼働率に関係なく毎月一定の賃料を支払うことになります。

管理委託とは、駐車場経営の中で煩わしい利用者とのやりとりをタイムズ24が代行します。利用者の募集・契約・賃料の回収・駐車場内の清掃など管理運営を一手に引き受けます。特に利用者の募集・契約は、ホームページ上ですばやく申し込みから審査ができるので契約機会を逃さないことも特徴です。

管理委託の場合、賃料収入の5~10%程度を管理委託費用としてタイムズ24に支払いますが、料金トラブルなどの面倒な案件も対応してくれるので駐車場のオーナーとしては安心なサービスです。
 

タイムズ24と他の駐車場経営会社を比較

こちらではタイムズ24と他の大手4社の駐車場を比較します。

経営形態や運用・管理・サポート体制にあまり差はないようです。しかし運営の規模感に於いては、個人から法人まで全国的な展開を見せるタイムズ24は知名度があります。また長年の経験から、集客力や運営力に関して他社よりも長けているので安心できます。

詳しくは以下の表をご覧ください。

 

会社名 経営形態 運用・管理・サポート内容 成功事例
タイムズ24 一括土地借り上げ式
  • 機器設置や駐車場開設後の集金 
  • 保守清掃、24時間緊急対応
個人から法人まで全国規模で実績がある
タイムパーキング 一括土地借り上げ式と自主管理
  • コールセンター・保守・警備が連携した24時間管理
  • 綺麗で停めやすい駐車場がコンセプト
商業地にあるわずか3台分のスペースで月60万円の売り上げ
ユアーズパーキング 一括土地借り上げ式と自主管理
  • 24時間でクレーム対応  
  • 集金ごとに清掃やメンテナンス、周辺の料金調査
放置していた狭小地をつかって月5万円の収入
NTTル・パルク コインパーキング以外に月極駐車場や自販機設置による土地活用も提案
  • フェリカでのキャッシュレスにも対応
使わなくなった土地をコインパーキングに改修して売り上げを上げている
アップルパーキング 一括土地借り上げ式
  • 24時間年中無休のコールセンターを設置
  • 日々の清掃やトラブル処理
10台の駐車スペースを月3.3万円で契約。月33万円の売り上げ。

それぞれの運営会社に特徴はありますが、総じて、全国規模の展開力や実績、サポート体制などの充実度を重視する方であれば、タイムズ24は安心して任せられる運営会社といえるでしょう。

タイムズ24で駐車場経営する人の口コミ

ここからは、タイムズ24で駐車場経営を始めたオーナーの体験談をご紹介します。

オーナーそれぞれがどのような経緯で始めたのか、実際に感じているメリットや契約時の注意点など、リアルな声から見えてくることは多くありますので、駐車場経営を始めるための判断材料としてください。

タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ①オーナーAさん

タイムズ24を実際に利用している方の口コミを紹介していきます。まずはオーナーAさんからです。
 

最初の商談から1週間かからずに、営業担当に契約内容の提示までしていただきました。また、こちらの質問に対する回答も早かったです。即答いただけないことに関しても、翌日には答えてくれました。契約締結後も1ヶ月かからずにタイムズ駐車場としてオープンし、賃料を受け取ることができました。土地の管理方法や依頼先について早く決めたいと思っていたので、そのスピード感にはとても助かりました。土地の管理状況について、課題や心配事があれば、すぐに連絡いただけることも助かっています。また、タイムズオーナーズクラブに入会後、タイムズ駐車場のオーナーが集まるタイムズオーナーズセミナーに招待され、営業担当や上席の方から、日頃直接見ることが出来ない土地の様子を伺うこともでき、この会社であれば、これからも安心して土地を任せられると思いました。

タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ②オーナーBさん

次は、オーナーBさんの口コミです。

建物解体による固定資産税(都市計画税を含む)の増加についても、後日タイムズ24のグループ会社である保険代理店のタイムズサポートFPクラブの方が営業担当と一緒に来られ、土地や地域条件を考慮した固定資産税の概算を算出し、疑問点を分かりやすく説明してくれました。
知りたかったことは、現在、年間約10万円の固定資産税が家の解体により住宅用地の特例がなくなると、どれくらい増えるのかと、タイムズ駐車場による収入により固定資産税を賄ったあと、どれくらいの収入が得られるかです。
【例】固定資産税(都市計画税)の概算方法(地域により、異なる)
土地の平米数は100㎡ 土地の固定資産路線価は290,000円の場合、課税標準額は100㎡×290,000円=29,000,000円
となると、固定資産税:29,000,000円×1.40%=406,000円 都市計画税:29,000,000円×0.30%=87,000円
合計で固定資産税(都市計画税を含む)は年間493,000円
よって、年間の固定資産税は、493,000円。月41,083円以上の収入があれば固定資産税が賄え、タイムズ駐車場による収入が月25万円(参考地)のため、毎月20万円を超える収入が得られることが分かりました。
こうして、固定資産税についての疑問は、複数の会社に問い合わせる必要がなく、タイムズ24の営業担当への連絡だけで解決できたので、時間的ストレスや手間がありませんでした。これによりタイムズ24への信頼感が増し、契約することにしました。

タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ③オーナーCさん

次は、オーナーCさんの口コミです。

時間貸駐車場の工事期間も短く、開設と同時に賃料を受け取れたため、キャッシュフローの心配もありませんでした。
また、駐車場の管理運営の手間がなかった点も良かったです。土地活用は本業でなく、他に仕事を持っていたので、駐車場経営に関与する時間はありませんでした。しかしタイムズ24が日々の管理からトラブルまで対応してくれるので、手間なく安心して任せることができました。その後、相続のために一部の駐車場については契約を終えましたが、滞りなく解約手続きを進め、土地の引き渡しをしてくれたので、とても安心感がありました。
土地を相続する息子には、これまで資産運用に関わらせていませんでしたが、時間や知識がなくても、タイムズ24に依頼すれば、土地活用の不安はありません。最初の契約から約25年のお付き合いになりましたが、今後もこの関係を続けていきたいです。

タイムズ24(駐車場経営会社)の口コミ④オーナーDさん

次は、オーナーDさんの口コミです。

駐車場開設後は、契約時の約束通り、毎月決まった金額を振り込んでくれますし、清掃・集金・トラブル対応などを全て対応してくれているため、手間もかからず大変助かっています。
夜間に機械トラブルで利用者の方が出られないということがあったようですが、深夜にも関わらず対応してもらえた様で、24時間の管理体制は本当だったんだと感じました。
土地活用で悩んでいる友人がいるので、タイムズ24を紹介してみようと思います。

タイムズ24で駐車場経営するメリット

ここでは、タイムズ24で駐車場経営をするメリットを紹介します。
 

  • 初期投資なしでも始められる
  • 一定の賃料を毎月安定して得られる
  • 知名度と管理ノウハウがあるので安心
  • 土地を流動的に使える
  • タイムズ24の強力なサポート体制

まず、土地を所有していれば初期投資なしでも始められます。また土地なしから始める場合、土地の購入時は費用が掛かりますがアパート投資などと比べると費用は安価です。従って借入金をしなければ投資リスクは低いのがメリットといえます。

次に、タイムズ24に土地を貸すだけなので毎月一定の賃料が見込めることです。駐車場の稼働率や機器のメンテナンス費用も掛からず収入が安定します。更に、タイムズ24にはこれまで培った経験があるのでどんなトラブルにも対処ができます。管理運営のノウハウをしっかりと併せ持っており、知名度も抜群なので安心です。

また、土地の賃貸借契約は2年おきに更新するスタイルです。従って短期間での駐車場経営と土地活用ができるのもメリットです。3年後に売却する予定でも、その前に少しでも駐車場経営で土地活用ができるのです。

最後に、タイムズ24の強力なサポート体制です。集客できる仕組みやタイムズクラブやカーシェアなどオーナーの土地を目一杯活用してくれます。タイムズ24としても集客ができる土地であれば契約を更新したいし、オーナーも基本は土地を長期間貸し続けたい。両者の意向が合致する中で土地活用を十二分にしてくれるので良好な関係を築きやすいといえるでしょう。

タイムズ24で駐車場経営するデメリット

タイムズ24を利用することによるメリットはさまざまですが、以下のようなデメリットがあることも押さえておく必要があります。
 

  • 収益性は高くない
  • 税制のメリットは殆どない
  • タイムズ24と契約前に自費負担で舗装する場合もある
  • 全ての土地で駐車場契約はできない
  • 建物がある場合は自費で取り壊し

まず、収益性に関してはアパート投資に比べると高くはありません。駐車場経営は小さな収益でいかに長期間安定的に続けられるかがポイントです。

次に、税制のメリットは殆どありません。駐車場は宅地の評価ではなく更地の評価となるので、固定資産税や都市計画税は高くなります。また更地の評価となる為、相続税も高くなる傾向があります。

更にタイムズ24との契約によっては、駐車場の工事の前に自費負担で舗装する場合もあるようです。因みに、アスファルト舗装の費用は平米単価で3,000円~5,000円なので200㎡の敷地であれば600,000円~1,000,000円となります。

また、全ての土地がタイムズ24と契約できる訳ではありません。具体的には、車の駐車スペースが取りにくい歪すぎる土地や狭小すぎる土地であったり、駐車場にアクセスする道が狭すぎたりすると契約ができない場合もありますので、事前に確認をしておきましょう。

最後に、建物が残っている場合は自費で取り壊しをしないといけません。空き家の取り壊し業者は、インターネットでも検索ができ、個人でも手配可能です。いくつか見積もりをとって、解体業者を決めることがおすすめです。

なお、駐車場経営にかかる税金計算や計算シミュレーションについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。

Thumb駐車場経営の税金種類と計算シミュレーション!確定申告、固定資産税も解説
この記事では初心者でもわかりやすい駐車場経営について解説しています。駐車場経営を始めるメリッ...

タイムズ24で駐車場経営するのに向いている人

タイムズ24で駐車場経営に向いている人は、下記3つにあてはまる人です。
 

  • 相続で得た土地があることや、遊休地の土地活用に悩んでいる
  • 投資資金がないので、初期投資額を抑えたい
  • リスクが低い土地活用をしたい

相続で得た土地の活用方法に悩む人や初期投資を抑えたい高リスクを避けたい人には駐車場経営がお勧めです。その中でタイムズ24は駐車場の機器だけでなく、看板やフラップ板などの設置、管理・運営にかかる費用を全て負担します。尚、基本契約は2年間となっているので将来的に建築予定のある土地を貸したいと思っている方にもぴったりといえるでしょう。

タイムズ24で駐車場経営する方法

ここからは、タイムズ24で実際に駐車場経営する方法について、以下の手順で解説します。駐車場経営の実践編となりますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.土地なしなら賃貸・購入で用意する
2.タイムズ24に問い合わせて相談する
3.土地とニーズを調べてもらう
4.自身に適したプランを提案してもらう
5.契約を結ぶ
6.駐車場設備の設置工事を行ってもらう
7.駐車場がオープンする

①土地なしなら賃貸・購入で用意する

土地がない場合は駐車場用地を借りるか、購入で用意をします。駐車場の用地は、駅に近いなど好立地で土地を購入する必要はありません。駅から遠いなど交通の便が悪い場所ほど、車の需要が高くなるので郊外の安い土地がお勧めです。また購入する場合はローンではなく現金で買える範囲の用地にします。

借り入れをすると失敗した場合のリスクが高くなるからです。土地の準備ができたら次はタイムズ24に駐車場経営について相談です。

なお、駐車場経営における土地購入について、選び方や費用、経費などの注意点を詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。

Thumb駐車場経営のための土地購入を解説!選び方や費用、経費、注意点
駐車場経営はリスクが少なく、最小限のコストから始めることができる人気の高い不動産投資のひとつ...

②タイムズ24に問い合わせて相談する

所有している土地をタイムズ24の駐車場にするのであれば、タイムズ24のホームページにアクセスし、問い合わせをします。問合せ画面では以下の内容を入力します。
 

  • 所有している土地がある場所
  • 名前
  • 連絡方法(メールか電話を選ぶ)
  • お問い合わせの内容(資料請求や質問・相談だけでも可)

問合せが完了すれば、担当エリアの営業から連絡が入り、後日相談をします。具体的には、所有している土地で駐車場ができるか、土地の賃料の見積もり、駐車場開設までの利用の流れを相談しましょう。オーナー側とタイムズ24側で駐車場開設に向けて合意ができれば次は土地の調査等に進みます。

③土地とニーズを調べてもらう

タイムズ24の調査は無料です。土地活用には様々な方法があります。所有している土地が駐車ニーズが見込める立地であるのか、駐車場として活用できる土地であるのかをタイムズ24が調査をします。駐車場は土地が広い整形地だけではなく狭小地や変形地にもできます。ちなみに狭小地の場合、間口約5m奥行き約6mから駐車場の設置は可能です。

④自身に適したプランを提案してもらう

次に、土地の形状・広さ・周辺の駐車ニーズにあった駐車場プランをタイムズ24が提案します。駐車場の設置レイアウト・契約期間・周辺住宅への安全性などです。利用者の利便性が高い施設となるよう最適なプランを提案してもらいましょう。

⑤契約を結ぶ

次に、契約前に賃料などの十分な説明を受けた後、いよいよタイムズ24と契約を結びます。タイムズ24は土地一括借り上げ式となっているので、所有している土地の賃貸借契約を結びましょう。

⑥駐車場設備の設置工事を行ってもらう

駐車場の設置工事は概ね1週間程度で終了します。工事が始まる前にはタイムズ24の担当者が近所への挨拶もしっかりと行いましょう。具体的には、土地の整地、看板やフェンスや精算機などの設置を行います。

⑦駐車場がオープンする

駐車場の設置工事が完了すると、いよいよ駐車場がオープンします。オープン後はタイムズ24が駐車場の管理や運営を全て行います。契約からオープンまでの日数はおおよそ1か月で、賃料はオープン初日から発生します。

駐車場経営で失敗しないコツ

駐車場経営は初期投資が少なく、比較的手軽に始められる土地活用の一つですが、成功するためにはいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

ここからは、駐車場経営で失敗しないための3つのコツをご紹介します。
 

  • 立地とニーズのリサーチを徹底する
  • 事前に収支シミュレーションを行う
  • 複数の駐車場運営会社から相見積もりをする

立地とニーズのリサーチを徹底する

駐車場経営では、立地は成功を左右する重要ポイントといっても過言ではありません。例えば、人通りが多い駅周辺や商業施設の近く、病院や学校の周辺などは駐車ニーズが高いため、安定した稼働率が期待できます。一方で、需要の少ない場所では車室が空いたままとなり、思うような収益が得られない可能性もあるでしょう。

また、近隣の駐車場の数や料金設定、時間貸しと月極のどちらが求められているかなど、エリア特性を把握することも大切です。

タイムズ24のように事前調査を行ってくれる運営会社もあるため、プロの視点を借りながら、ニーズの有無をしっかりと見極めましょう。

事前に収支シミュレーションを行う

駐車場経営は安定収入が見込める一方で、大きな利益を狙うには不向きな面もあります。そのため、事前に収支シミュレーションを行い、「どの程度の利益が見込めるのか」や「何年で初期投資を回収できるのか」などを明確にしておくことが重要です。

ただし、シミュレーションをする際は想定される賃料収入だけではなく、固定資産税や都市計画税なども含めて計算することを忘れないようにしましょう。さらに、数年後に土地売却や別の用途を検討している場合は、その期間内での収支バランスも加味して判断することが失敗を防ぐ鍵といえます。

複数の駐車場運営会社から相見積もりする

駐車場経営を成功させるためには、信頼できる運営会社を選ぶことが不可欠です。しかし、提示される条件やサービス内容は会社によって異なるため、1社だけで即決するのではなく、必ず複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

具体的に比較すべきポイントは、賃料の提示額、契約条件、初期費用の負担範囲、設備設置の内容、トラブル対応の体制などが挙げられます。

相見積もりを取ることで、より有利な条件を引き出せるだけではなく、各社の対応の丁寧さや信頼度も見えてくるでしょう。少し手間はかかりますが、長期的に安定した経営を目指すためには欠かせないステップといえます。

タイムズ24の駐車場経営を解約する方法

タイムズ24の駐車場を解約する方法は、解約の旨を示した書類を解約を希望する予定日の3カ月前までにタイムズ24に送ると解約をすることができます。基本的な契約の期間は2年間ですが、途中期間での解約も可能です(違約金を取られる場合もあります)。

解約の手続きを完了した後は、駐車場の敷地内にある設備機器や看板などをタイムズ24が全て撤去をします。そして解約の指定期日までに更地の状態でオーナーに返還されます。

ちなみに解約に掛かる費用のうち、設備機器の撤去工事の費用はタイムズ24が負担します。従ってオーナーが駐車場の撤去費用に関してお金を負担することはありません。

タイムズ24の駐車場経営に関するよくある質問

最後に、タイムズ24で駐車場経営を検討している方々から寄せられるよくある質問にお答えします。

契約前に知っておきたいポイントや運営に関する疑問、税務面の注意点などを事前に理解しておくことで、より安心して駐車場経営をスタートできますので、ぜひご参考ください。

タイムズ24で駐車場経営をするデメリットはありますか?

タイムズ24の駐車場経営は手軽に始められる一方で、いくつかのデメリットもあります。まずは、アパートやマンション投資と比較すると利回りが低い傾向があり、大きな収益を狙うよりも「安定収入を得る」スタイルであることが特徴です。

また、土地の固定資産税や都市計画税は「更地」としての評価となるため、住宅用地に比べて税負担が重くなります。相続税対策としては効果が薄い点も理解しておくべきポイントといえるでしょう。

さらに、タイムズ24と契約するには一定の基準を満たす必要があり、狭小地や変形地、前面道路が狭い土地などは契約対象外となるケースもあります。契約前に自費で舗装工事を求められる場合もあるため、事前に見積もりや条件などを確認しておきましょう。

タイムズ24で駐車場経営をする際の初期費用はいくらですか?

タイムズ24の最大の特徴は、土地を所有するオーナーであれば、費用なしで始められる点です。コインパーキングは「一括借り上げ式」のため、整地工事やフラップ板、看板、精算機などの設置にかかる費用は、基本的にタイムズ24側が全て負担してくれます。

ただし、土地の状態によっては事前に舗装が必要な場合や既存建物の解体費用がかかるケースもあります。その際はオーナー側の負担となる場合があるため、事前の現地調査や打ち合わせの段階で詳細を確認しておくことがおすすめです。

タイムズ24で駐車場経営をするためには資格が必要ですか?

特別な資格は一切必要ありません。タイムズ24では、土地を所有している方や駐車場として活用できる土地を賃借している方であれば、どなたでも契約を結び駐車場経営をスタートできます。

さらに、設置工事や機器のメンテナンス、トラブル対応などはタイムズ24が行うため、不動産や経営の知識がない初心者の方でも安心して始められる点も魅力です。総じて、サラリーマンや主婦、高齢者の方でも手間なく土地活用が可能といえるでしょう。

タイムズ24で駐車場経営をした場合、確定申告は必要ですか?

確定申告は必要です。タイムズ24との契約により得られる賃料収入は、「不動産所得」として課税対象となります。例えば、サラリーマンの副業として行っている場合であっても、年間の所得が20万円を超えると申告義務が発生します。

確定申告の際には、収入と経費を帳簿につけ、必要書類(賃貸借契約書など)を添付して提出する必要があります。場合によっては、青色申告を活用することで控除額の増加や赤字の繰越など、節税メリットを受けることも可能なため、税理士などの専門家に相談することがおすすめです。

タイムズ24での駐車場経営で経費にできる費用は何ですか?



駐車場経営では、以下のような費用を経費として計上できます。
 

  • 固定資産税、都市計画税
  • 土地を取得した際のローン利息(元本は対象外)
  • 税理士報酬(確定申告の代行を依頼した場合)
  • 契約前の舗装費や解体費など初期費用(条件により)
  • 必要書類の郵送費、通信費、印刷代 など

一括借り上げ方式では日常的な運営コストはほぼ発生しないため、経費としては限定的になるものの、計上可能な支出があれば漏れなく整理しておくとよいでしょう。特に、青色申告をすることで最大65万円の特別控除が受けられるため、節税効果を高めたい方にはおすすめです。

まとめ

タイムズ24の駐車場経営は、土地を貸すだけで初期投資や管理の手間がかからず、安定した賃料収入が得られる点が大きな魅力です。運営や設備の管理、トラブル対応といった業務はタイムズ24が担ってくれるため、オーナーは本業や私生活に支障なく運用を進めることができます。

副業として土地活用を検討しているサラリーマンや空き地の有効活用を考えている法人などにとっても、手間をかけずに収益化できる仕組みは大きなメリットといえるでしょう。タイムズ24は全国での豊富な実績と長年培ってきたノウハウを活かしたサポート体制を備えており、初心者でも安心して任せることができます。

知名度や信頼性の高さも相まって、街中でタイムズの看板を見ると、利用者としても安心感を抱く方も多いのではないでしょうか。

駐車場経営を検討されている方はこうした信頼できる企業と連携しながら、長期的な視点で安定収入を目指すことが成功への第一歩といえるでしょう。

駐車場経営を始めてみよう
駐車場経営を始めるべきか迷っている方に対して、駐車場経営のメリットや注意点、運営会社の選び方...

※本記事は可能な限り正確な情報を元に制作しておりますが、その内容の正確性や安全性を保証するものではありません。引用元・参照元によっては削除される可能性があることを予めご了承ください。また、実際の土地活用についてや、税金・相続等に関しては専門家にご相談されることをおすすめいたします。

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