コインメック｜駐車場用語集

コインメックとは、駐車場や自動販売機などの精算機に使用されている硬貨鑑別装置です。駐車料金の精算機に500円、100円、50円、10円といった硬貨が投入されたときに認識して金額を判別する役割を果たしています。おつりを出すときにもコインメックによる硬貨の選別をして正しい金額になるようにしている装置です。コインメックはC/M、コインチェンジャー、コインメカニズムとも呼ばれることもあります。

コインメックはセンサーと電子回路によって正貨かどうかの判定を瞬時におこなえる機能を搭載しています。現在流通している硬貨のみをカウントするため、偽造硬貨が投入されたとしても支払いには使えない仕組みになっています。
 

コインメックは硬貨の判別に用いられていますが、駐車料金の支払いのときには1,000円札や5,000円札などの紙幣を使用することもあります。駐車場の精算機や自動販売機などでお札がいくらなのかを判別しているのはコインメックではなくビルバリーです。

ビルバリーとは、精算機で正貨のお札だけを認識する装置です。ビルバリーデータが正式名称で、日本では紙幣識別機と呼ばれています。偽造されたお札は認識しないように特殊インクに対応する光源を使用したり、磁気で模様をセンシングしたりする技術が用いられている先進的な装置です。お札の偽造による詐欺行為は多いことから、ビルバリーでは偽札検出に対応する設計が重視されています。
 

コインメックは新硬貨が発行されたときには、新硬貨に対応する装置に交換することが必要です。日本の最近の事例では令和3年11月1日から新500円硬貨が発行されました。このような際にはトラブルが発生しないように新旧の硬貨に対応するコインメックにすることが重要です。

参照：報道発表 : 財務省（令和3年10月1日）
 

駐車場の精算機に硬貨を入れても認識されないといったトラブルが起こる場合があります。センサーのエラーや新硬貨への非対応などのさまざまな原因が考えられます。トラブルが起きたときにはメンテナンスや交換をすることが必要です。
 

• ビルバリー
• 案内看板
• 事前精算機
• バリカー
• ロック版

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