2020年10月07日公開
2024年03月27日更新
タイムズカーシェアは儲かる?オーナー収入の実態と収益を上げるコツ
駐車場の一角にカーシェアが設置してあるのを見たことはありませんか?実はカーシェアの設置は集客アップにもつながり、駐車場経営している方にもおすすめなのです。この記事では、タイムズカーシェアによる駐車場経営について、メリットから費用まで徹底解説していきます。
目次
タイムズカーシェアによる駐車場経営とは
まずは、タイムズやカーシェアについての基礎知識をご紹介していきます。
タイムズとは
タイムズとは、タイムズ24株式会社が運営するコインパーキングや月極駐車場のことです。全国展開しており、タイムズの黄色い看板を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。駐車場経営においては国内最大手の会社です。
カーシェアとは
カーシェアとは「カーシェアリング」の略で、登録をしている会員の間で、特定の車を共同使用するシステムのことです。駐車場管理で有名なタイムズでもカーシェアを扱っており、たくさんの会員の方に喜ばれています。必要なときだけ使える上に、タイムズは全国にたくさん拠点があるため、カーシェア業界でもトップクラスのシェア率なのです。
カーシェアは様々なシーンで利用されています。雨の日の送迎や終電後の足に、また、大きな買い物をするときや怪我をしてしまった時など、日常生活の手助けになるのです。
駐車場経営をする際にタイムズをパートナー会社にすると、駐車場の一部をカーシェアとして提供することも可能です。月極駐車場やコインパーキングの一部をカーシェアとして提供すると、駐車場の空きを減らせるため、収益率も上がる効果があるのです。
タイムズカーシェアのシステム
タイムズのカーシェアは24時間利用できます。利用するにはカーシェア会員になる必要があり、月額料金を支払います。利用料金は15分220円~で、ガソリン代や保険代は含まれています。利用方法は下記の通りです。
- プランを決め、入会する
- パソコンやスマートフォンから予約をする
- 予約の時間になったら駐車場に行き、会員カードを車にかざすと施錠できるので利用開始
- 必要に応じて、給油と洗車を行う
- 元の駐車場に停め、返却完了
思い立ったらすぐに利用できるのがメリットです。また、給油や洗車は専用のカードで行うため、自分で負担する必要はありません。レンタカーと違い、短時間での利用や急な利用が可能です。
このように便利なカーシェアを設置することによって、集客アップにもつながる効果があるのです。
タイムズカーシェアによる駐車場経営が選ばれる理由
ここでは、タイムズが選ばれる理由をご紹介していきます。どれもタイムズならではの魅力的な理由です。それぞれの内容を詳しく見てきましょう。
- カーシェア業界最大級の規模を持つ
- パーク24グループの高い信頼性がある
- トラブルに24時間365日対応している
- 他にはない集客システム
- 時代に合わせたサービス
- 無料で設置できる
- 相続対策など経営面の相談もできる
- 一貫した管理・サポート体制を構築している
①カーシェア業界最大級の規模を持つ
タイムズは駐車場の数だけでなく、カーシェア業界でもトップクラスの規模で経営しています。カーシェア用にも使われているタイムズパーキングは、全国で18,500カ所以上あります。日本では徐々に増えつつあるカーシェアですが、ここまで多くの拠点がある会社は多くありません。
カーシェアは拠点が多いほどいろいろな地域で使えて便利なため、利用者はカーシェア会社を選ぶ際に拠点数を重要視します。当然、カーシェアの利用客は多ければ、タイムズの利用客も増えるため、駐車場経営のパートナー会社にタイムズを選ぶ方が多いのです。
②パーク24グループの高い信頼性がある
タイムズの黄色い看板の駐車場は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。全国展開するタイムズには、グループ会社もたくさんあり、それぞれがしっかりした実績をあげているため、顧客から高い信頼性があります。一社で全て行うのではなく、グループ会社としてそれぞれが専門性の高い仕事をするため、評判も高いのです。
長年の実績から駐車場経営や土地活用のノウハウも多く持っているので、多くの土地オーナーがタイムズを選びます。パートナー会社を選ぶ際に、実績が多く顧客からの信頼のある会社が選ばれるのは当然のことなのです。
③トラブルに24時間365日対応している
タイムズの駐車場は、トラブル対応を24時間365日対応してくれます。駐車場を利用する時間は人それぞれのため、夜中や早朝でもトラブル対応してくれる点は、利用者にとってもありがたいことです。タイムズにはタイムズコミュニケーションというグループ会社があり、ここでは利用者からの問い合わせ対応を専門に行っています。
問い合わせ対応専用のスタッフが対応してくれるので、知識や対応の丁寧さも評判がよいです。また、問い合わせ内容から、サービスの向上や新たなサービスを創ることもあり、専門性を活かした業務を行っています。問い合わせ対応以外にも、カーシェア用の車の整備や駐車場全体の清掃を日常的に行ってくれます。
トラブルは突発的な出来事なので、いつ発生するかはわかりません。いざトラブルが発生したときに、すぐに対応してくれるということは大きな信用につながります。他社では、問い合わせ対応を営業が兼任している会社もあるため、トラブルに対応するスピードが遅いケースもあるのです。トラブルに早く対応する力は、タイムズの選ばれる理由の1つなのです。
④他にはない集客システム
駐車場経営での収入は利用者からの駐車場料金です。そのため、集客アップは、駐車場経営において重要な要素の1つです。タイムズでは、WEB上で駐車場検索ができるシステムを提供しています。WEB上で駐車場検索をすると、現時点での空き状況や駐車料金が確認できるのです。これは画期的なシステムで、まだ他の駐車場ではあまり導入されていません。
実際に行ってみないと空きがわからない駐車場と、WEBで空きを確認できる駐車場、両者を比べたときに、どちらが利用者が多いでしょうか。もちろん、後者であるタイムズです。更に、空きを見つけたらその駐車場までの最短ルートまで案内もしてくれます。このような集客システムは、タイムズの大きな強みです。
⑤時代に合わせたサービス
タイムズでは時代のニーズに合わせたサービスを提供しています。カーシェアもその1つです。カーシェアの他には、「タイムズクラブ」という会員制サービスがあります。タイムズクラブの会員になると、カーシェア利用やタイムズ駐車場利用によってポイントが貯まります。その貯まったポイントで、駐車場利用に使えるタイムズチケットがもらえるサービスです。会員制にすることにより、リピーターを増やす効果も期待できます。
また、支払い方法も現金の他に電子マネーが使えます。日本もキャッシュレス時代に移行しつつある今、電子マネーが使えるのは便利なポイントです。小銭を用意する必要がないため、利用者からも喜ばれます。
⓺無料で設置できる
タイムズなら、カーシェアを設置する費用は無料です。車両代も無料です。そのため「カーシェア用の車を買う費用がない」という方でも問題ありません。基本的には、初期費用はないと考えて問題ありません。
⑦相続対策など経営面の相談もできる
タイムズでは駐車場経営開始後も、定期的にオーナーを訪問し、現状の報告を行います。駐車場の利用状況だけでなく、駐車場周辺の状況や利用者からの声なども合わせて報告してくれるため、自分の駐車場がどんな状況なのかを把握することができます。
また、タイムズは長年の実績から、土地活用に対する様々な知識を持っています。タイムズグループ内にはファイナンシャルプランナーの組織であるタイムズサポートFPクラブもあり、駐車場経営はもちろん、他の土地活用の提案や、相続対策の相談など、経営面全般のパートナーになってくれます。わからないことは知識を持つプロに相談するのがいちばんです。身近に土地活用のプロがいることで、今後違う面でも経営の可能性が見いだせるかもしれません。
このように、相談しやすい環境も選ばれる理由になっています。
⑧一貫した管理・サポート体制を構築している
タイムズでは、一貫した管理・サポート体制を構築しています。グループ会社であるタイムズサービスでは管理業務を専門に行っています。業務内容は、駐車場の設置から、集金、メンテナンス、緊急時の対応、駐車場をやめる場合の撤収作業まで多岐にわたります。万一、現場でトラブルが発生した場合は、スタッフが現地に急行します。このようなサービスも、管理業務を専門に請け負っているからできることなのです。
駐車場経営をする上で管理業務は手間のかかることの1つなので、安心して任せられる会社があることも選ばれる理由の1つです。
タイムズカーシェアによる駐車場経営のメリット
カーシェアを設置することによる駐車場経営のメリットを確認していきましょう。メリットは以下3つです。
①駐車場経営の空き対策となる
カーシェアを設置することで、駐車場の空きを減らす効果があります。カーシェアを設置している場合は、車の台数分の駐車場は必ず必要になるからです。よくあるのは次のようなケースです。
「月極駐車場を経営しているが、全8台のうち1台分がずっと空きのままになっていた。そこにカーシェア1台を設置することにより、契約台数が増えて、収入も増えた。」カーシェアは、利用者の有無の関わらず、必ずカーシェア専用の駐車場が必要になります。そのため、空き対策には非常に向いているのです。これは、コインパーキングにも同じことが言えます。
特に経営方法が管理委託方式の場合は、契約台数や稼働率は収入に大きく影響するので、駐車場の空き対策としてはおすすめの手段と言えます。
②需要によっては複数台の導入もできる
駐車場の状況によっては、複数台のカーシェアを設置することも可能です。コンパクトカーと大人数用のファミリーカーなど、車種の違う車を設置すると、利用者も増える可能性があります。まずは1台から始めて、需要があると判断した段階でカーシェアを増やすことも、タイムズなら可能です。
③一括借上もできる
タイムズで選べる経営方法は、駐車場のタイプによって選べる経営方法が変わります。
- コインパーキング→一括借上
- 月極駐車場→一括借上もしくは管理委託
タイムズカーシェアによる駐車場経営のデメリット
タイムズでのカーシェアによる駐車場経営にはデメリットはほぼありません。強いて言うならば、カーシェアを設置できる駐車場には一定の条件があることです。一定の条件とは下記の3点です。
- 平面駐車場または自走式駐車場
- 路面にカーシェアの看板などの設置が可能であること
- 携帯電話の電波が良好な状態で受信できること
3の携帯電話の件ですが、案内には「NTTのFOMAの電波が恒常的に受信できるエリア」となっていますが、実際にはドコモ・au・ソフトバンクの大手3社の電波が受信できるエリアなら問題ありません。
上記の条件を満たす駐車場なら、カーシェアの設置は可能です。
タイムズカーシェアによる駐車場経営の始め方
ここでは、カーシェアを設置する流れをご紹介していきます。今回はすでに駐車場経営をしていて、後からカーシェアを設置する流れのご案内になります。駐車場経営を始めると同時にカーシェアの設置を検討している方は、この流れと同時進行で駐車場の土地の塗装や設備の設置なども入ってきます。
①問い合わせ・相談
まずは問い合わせです。タイムズでは、電話やメールによる問い合わせが可能です。問い合わせをした後は、タイムズカーシェアのスタッフが詳細についての打ち合わせの連絡をしてくれます。カーシェアを設置することによる集客の違いなど、気になる部分はこの機会にしっかり聞くことをおすすめします。
②条件・周辺環境の調査
次に、条件や周辺環境の調査です。タイムズカーシェアスタッフが、実際に設置を予定している駐車場に行き、カーシェア設置に必要な条件を満たしているかを調べてくれます。合わせて、周辺のカーシェアや駐車場の状況も調査してくれます。
③カーシェア導入プランの提案
次に、具体的なカーシェア導入プランの検討に入ります。タイムズカーシェアスタッフが調査結果を元に、最適なカーシェアプランを提案してくれるので、自分の希望に合うプランを選びます。
④契約の手続き
希望に合うプランが見つかったら、契約の手続きに進みます。後から後悔しないために、わからないことはこの場で解決しましょう。双方が合意すれば、契約の手続きをします。
⑤車両の準備・サイン設置工事の実施
契約が終わると、早速カーシェア設置に向けた準備が始まります。サイン工事とは、利用者がわかりやすいような看板を設置する工事のことです。同時進行で、車両の準備も進みます。この間は、タイムズ側にお任せする段階です。オーナーは特別にやることはないのですが、時間を無駄にしないためにカーシェアの宣伝準備をすることをおすすめします。インターネットへの掲載や、チラシ作成などがおすすめです。
⑥車両の配備
いよいよ、車両が配置されます。ここまでの期間の目安は契約から約1か月後です。時期によってはそれ以上かかる場合もあるので、契約前にいつ頃車両が配置されるのかは確認しておくことをおすすめします。車両が配置されたら、カーシェア設置は完了です。
タイムズカーシェアによる駐車場経営の収入
タイムズでの駐車場経営は一括借上が基本です。月極駐車場の場合は、管理委託も選ぶことはできますが、利用者からもらう駐車料金がタイムズからもらう賃料より高くないと、意味がありません。月極駐車場の相場は、都心部で2万円、郊外の地域で1万円からそれ以下なので、実質、一括借上にした方が、収入も多くなるケースがほとんどです。
ここでは、月極駐車場を一括借上で経営している場合の収入例をご紹介します。駐車台数8台(カーシェア設置1台)、月の賃料1台につき35,000円の場合、「35,000×8台=280,000円」となり、1ヶ月の収入は28万円になります。契約台数によって収入は左右されないため、安定した収入を得ることができます。
タイムズカーシェアによる駐車場経営の費用
タイムズカーシェアによる駐車場経営を開始する際には、基本的には初期費用はかかりません。カーシェアに関わる設備や車両、駐車場に必要な看板や設備代や工事費も全て、タイムズが負担してくれます。
ただし、1つ注意が必要なのは土地の状態です。土地に取り壊す予定の住宅がある場合の撤去費用や、舗装を行う必要がある場合の費用は、オーナー負担になることもあるので、確認が必要になります。
駐車場開始後の水道光熱費なども全てタイムズが負担してくれるため、収支予測がたてられやすいメリットがあります。
違約金の支払いが必要となるケース
解約する際には違約金の支払いが必要となるケースがあるので、注意が必要です。タイムズの契約は初回は2年、2回目からは1年更新ですが、契約期間内に解約する場合、下記が違約金が発生する条件になります。
- 書面にて解約を通知してから3ヶ月未満に解約を行う場合
まとめ
若者の車離れが進んでいると言われている現代、カーシェアは車を普及させる手段として有効です。そして、カーシェアが広がれば、駐車場の需要は多くなります。他の駐車場との差別化も図れます。今後、さらに広がっていくことが予想されるカーシェアを設置してみてはいかがでしょうか。
- カーシェアを設置するなら、業界最大級規模のタイムズがおすすめ
- カーシェアを設置することで駐車場の空きが減り、集客アップにもつながる