屋内駐車場とは?用語の意味、利用時のメリット・デメリットも解説

屋内駐車場とは、屋根がある駐車場で雨風などを凌げることに大きなメリットがあります。この記事では、屋内駐車場の種類やメリット・デメリット、屋外駐車場との比較について解説します。身近な存在である屋内駐車場について、理解を深めていきます。

屋内駐車場とは?用語の意味、利用時のメリット・デメリットも解説のイメージ

目次

  1. 1屋内駐車場とは
  2. 2屋内駐車場の種類
  3. 3屋内駐車場を利用するメリット・デメリット
  4. 4まとめ

屋内駐車場とは

屋内駐車場とは、雨風などの影響がない駐車場のことです。建物の1階部分や地下部分を活用したり、駐車専用棟内を自走式にて駐車できるものなどがあります。屋内駐車場は、主にオフィスビルや商業施設、ショッピングモールなどに設置されています。

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屋内駐車場の変遷

デパートや商業施設などにある、屋内型の立体駐車場が増え始めたのは昭和40年代です。車が家庭に徐々に普及し始め、買い物など日常的に使われることも多くなりました。車に乗ったままアクセスできる屋内型の立体駐車場が登場したことで、天候に左右されず多くの物をまとめ買いすることもでき、買い物はとても便利になりました。

その後、平成になると大型の立体駐車場が登場し、21世紀には屋上に太陽パネルをつけたエコパーク(低炭素社会促進駐車場)も誕生しています。現在の屋内駐車場は利便性だけでなく、環境にも優しい駐車場となっています。

屋内駐車場の種類

ここでは、屋内駐車場の種類について紹介します。

①立体駐車場

まずは、立体駐車場です。立体駐車場は、限られた敷地内に多くの車を駐車させるには効果的な方法です。立体駐車場の多くは、デパートや商業施設、郊外にあるマンションなどに設置されています。自走式の場合、車は駐車場内のスロープや車路を走ることで、上階に上がることができます。尚、立体駐車場の自走式の場合、屋上には屋根がありません。

②高架下駐車場

駅に近い立地だと、鉄道の高架下に駐車場があります。高架下駐車場の場合、駐車区画自体は平置きであることが殆どです。尚、高架の支柱が車室内にあるケースもあり、駐車時に注意が必要です。

③ガレージ

最後は、ガレージタイプです。ガレージタイプは、車両をガレージ内に納めることができ駐車時はシャッターを閉めることができます。よって、雨風などの影響を受けることなく、車が汚れる心配や盗難や悪戯に遭うリスクがありません。高級車などを所有している場合にはおすすめです。

屋内駐車場を利用するメリット・デメリット

ここからは、屋内駐車場を利用するメリット・デメリットについて解説します。

メリット

屋内駐車場のメリットを挙げていきます。
 

  • 雨に濡れる心配がない
  • 紫外線・酸性雨・黄砂などで車両が傷む心配がない
  • 防犯カメラなどが設置されていれば、盗難や悪戯のリスクは低い

まず、屋内駐車場最大のメリットは屋根があることです。雨に濡れる心配がないことと、足元がコンクリートやアスファルト舗装であるので、足元が歩きやすいことです。また、屋根があることで空から飛来するあらゆるものを防ぐことができ、車両が傷む心配がありません。

更に、屋内駐車場はセキュリティが完備されているケースも多く、盗難や車上荒らし、悪戯に遭うリスクは低いと考えられます。

デメリット

続いて、屋内駐車場のデメリットを挙げていきます。

①機械式の立体駐車場は出庫に時間がかかる

まず、機械式の立体駐車場は出庫に時間がかかります。パレットが収納される場所や、機械式駐車場の機種によっては4分~5分程度出庫に掛かることもあるのです。

②ガレージは車が錆びやすい

ガレージタイプで、車を濡れたままガレージ内に駐車しておくと、車体に錆が発生しやすくなります。このようなときには、ガレージ内に駐車後、乾いたタオル等で水滴を拭いておくのがよいでしょう。

③高架下駐車場は横風に悩まされる

高架下は風が抜けやすいところであることから、強風の時の利用には要注意です。横風によりドアが急に開いてしまい、隣の車にぶつけてしまう可能性があります。よって、高架下駐車場では横風等に要注意です。

屋外駐車場のメリット・デメリットと比較

最後に、屋内駐車場と屋外駐車場の比較をメリット・デメリットを用いて紹介します。まずは、メリットを挙げていきます。
 

  • 賃料が安い
  • 平置きで駐車しやすい
  • 設置へのハードルは低い

まずは、屋内駐車場に比べて賃料は安くなるのが一般的です。屋内駐車場は、屋根があることで賃料に付加価値がつくことがあります。また、屋内駐車場は好立地に設置されるケースが多いからです。次に、屋外駐車場は平置きで見通しがよく、駐車がしやすいので運転初心者や不慣れな人は、安心して駐車できます。

最後に経営の立場からですが、設置へのハードルが低いことです。費用は安価に収まり、住宅街でも設置できます。屋内駐車場建設には、用途地域や建築基準法など多くの規制の中で建設するので、どこでもできるものではなく設置できる地域は限られます。


次に、デメリットになります。
 
  • 天候の影響を受けやすい
  • 車両が傷みやすい
  • 悪戯や盗難に遭いやすい

また、デメリットになりますが、雨が降った時は乗降時に、雨に濡れたり足元がぬかるんだりして車内が汚れることがあります。次に、屋根がないことで直射日光、紫外線、酸性雨、黄砂などにより車体が傷む可能性があります。最後に、屋外に駐車することで悪戯や盗難に遭うリスクがあります。

まとめ

屋内駐車場には屋根があるので、雨風が強いときなどでも安心して利用できるのがメリットです。屋内駐車場は借りたいと思っても数は少なく、賃料も高く設定されているケースもあります。しかし、車両が傷む心配も少ないので、車を大切に乗りたい人や高級車を所有している人にはおすすめの駐車場です。

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