月極駐車場の契約は簡単!流れ・費用・探し方を詳しく紹介

月極駐車場を利用したいと思っていても、契約の流れや費用感がわからずに悩んでいる人もいるでしょう。駐車場の契約は必要書類を用意すれば簡単にできます。月極駐車場の探し方について詳しくまとめたのでご活用ください。

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目次

  1. 1月極駐車場の基本的な契約の流れ
  2. 2月極駐車場の契約に必要なもの
  3. 3月極駐車場契約にかかる費用
  4. 4月極駐車場を探すポイント4つ
  5. 5月極駐車場契約の注意点
  6. 6まとめ

月極駐車場の基本的な契約の流れ


月極駐車場を利用するときにはオーナーや管理会社と契約をする必要があります。ここでは月極駐車場の契約をする流れをまとめました。駐車場の検討から利用開始までの流れを詳しく紹介します。

月極駐車場を選定・問い合わせ

月極駐車場を契約するときには、まずはどの駐車場を利用するかを選ぶことから始めます。月極駐車場は自宅の近くにあって快適に利用できることが大切です。良さそうな月極駐車場が見つかったら、問い合わせをして空きがあるかどうかを確認します。

問い合わせをすると料金システムやサービスの概要について説明を受けられます。利用ルールや契約の詳細についての説明もしてもらうことが可能です。

月極駐車場のニーズが高い地域では満車で借りられないことや、車両の大きさが問題になって契約できないこともあります。近くて便利な月極駐車場を契約しようとしたら空きがないという場合もあるので、広く調べて問い合わせることが大切です。ポータルサイトを利用して駐車場を探すこともできるようになっています。
 

申込書・必要書類の提出

問い合わせをして駐車場の空きがあり、契約できる可能性があるとわかったら申し込み手続きを進めます。月極駐車場の管理会社やオーナーが申込書を用意してくれるので、必要事項を記入して提出しましょう。月極駐車場の契約では申込書以外にも必要書類があります。車検証や運転免許証、車両情報などが求められるので、申し込みをする時点で必要書類を整えておくことが大切です。

申込書と必要書類の提出は郵送、対面での手渡し、インターネット手続きが主な方法です。郵送では書類が届くのに日数がかかるため、不備があって再提出が必要になるとなかなか書類提出が完了しないことがあります。対面での手渡しでも日程が合わなくて提出できない場合があるので注意が必要です。
 

契約の審査

申し込みをすると契約前の段階で審査がおこなわれます。月極駐車場の契約では継続的に支払いができるかどうかを審査しています。オーナーや管理会社による審査を受けて通ったときに契約に進むことが可能です。月極駐車場の契約審査では支払い能力があることだけでなく、違法改造車ではないか、契約理由に不審な点がないかといったことがよく見られています。

また、月極駐車場の契約は未成年者にはできないこともあります。保護者による契約なら利用できる場合もありますが、一度審査落ちをしてしまうと再審査ができないこともあるので注意が必要です。審査内容は申込先によって異なるので、あらかじめ詳細を聞いて対策をしておくとスムーズに審査が通るでしょう。
 

契約の締結

月極駐車場の審査が通ったときには契約の締結に進みます。オーナーや管理会社から契約内容についての説明を受けて契約手続きを進めるのが一般的です。契約書の内容を確認して、利用ルールや料金の支払いなどのさまざまな観点から納得できるかどうかをチェックします。不明点があるときには契約書にサインをする前に質問をして確認を取ります。

契約をしてから正しく理解できていなかった部分があったとしても、基本的には契約書に従って利用や支払いをすることが必要です。契約書の内容を隅々までチェックしてトラブルが起こらないようにしましょう。
 

初期費用の支払い

月極駐車場の契約をしたら初期費用の支払いをします。契約書にも詳細が記載されていますが、契約を締結する時点でまとまった金額の支払いが必要です。取引先によっては申し込みをする時点で審査前に初期費用の支払いを求められることもあります。一般的には審査が通った後、契約をする時点で初期費用を請求されます。

初期費用の金額や支払い方法は個々に異なるので、審査の申し込みをするときや、契約をするときに詳細を確認することが大切です。初期費用の内訳を明確にしてもらい、余計な費用を請求されていないかどうかも確認しましょう。
 

駐車場の利用開始

契約を締結して初期費用の支払いをしたら、契約書に記載されている利用開始日から駐車場を利用できます。契約の時点で利用開始日も交渉可能なので、必要に応じて日時を決めて契約を締結しましょう。
 

月極駐車場の契約に必要なもの

月極駐車場を契約するときには準備が必要なものがたくさんあります。契約をしたいと思った時点で揃えておく必要がある書類などを詳しく紹介します。

車検証のコピー

車検証のコピーは月極駐車場に停める予定の車について、最新のものを用意することが必要です。有効な車検証があって合法的に走行できる車かどうか、所有者が誰なのかを確認するだけでなく、車が駐車スペースに適合する大きさかを判断するのにも使います。

運転免許証のコピー

契約時には、月極駐車場を利用する本人の運転免許証のコピーを用意することが求められます。本人確認を主な目的としていますが、車検証に記載されている人と同一かどうかを確認するための書類としても必要とされています。
 

印鑑

印鑑は契約書を交わすために必要になります。実印でなくても問題はなく、認印があれば契約可能です。ただし、朱肉を使って押す印鑑でないと認めてもらえない場合があります。シャチハタでは契約書に使えないことがあるので、朱肉を使用する印鑑を用意しておきましょう。
 

緊急連絡先

月極駐車場の契約では自分以外の緊急連絡先が必要になる場合がほとんどです。もし何かトラブルがあったときに連絡できる人が契約のときに必要です。親族であれば同居していなくても緊急連絡先にできます。勤め先を緊急連絡先とすることも可能です。必要なのは緊急連絡先の氏名と電話番号です。

支払い方法

月極駐車場を契約したら毎月支払いが必要になります。口座振替やクレジットカードなどで支払いをするので、希望する支払い方法を登録できるように準備しましょう。口座振替なら銀行印、クレジットカードならカードを用意することが必要です。

その他

この他にも契約時点で別の書類の提出を求められる場合もあります。以下のような書類が要求されることがあるので、あらかじめ必要書類をオーナーや管理会社に確認しておきましょう。
 

  • 収入証明書
  • 住民票
  • 任意保険証のコピー
  • 印鑑証明書

月極駐車場契約にかかる費用

月極駐車場の契約には費用がかかります。契約した時点で必要な初期費用と、契約後に継続的に発生する費用があるので注意しましょう。ここでは月極駐車場にかかる費用を項目別に解説します。

初期費用

月極駐車場の契約をする時点で初期費用がかかります。最初にまとめて支払う必要がある費用で、以下のような初期費用が発生します。
 

  • 前払い金(前家賃)
  • 保証金(敷金)
  • 礼金
  • 仲介手数料

前家賃は賃料の前払い分で、1ヶ月分~2ヶ月分が一般的になっています。保証金や敷金は賃料を滞納したときなどに支払いに使用する預け金です。礼金はオーナーにお礼として渡す費用です。不動産会社を通して月極駐車場を契約したときには仲介手数料もかかります。合計すると半年分くらいの家賃に相当する費用がかかるのが一般的です。
 

月々にかかる賃料

月極駐車場の契約をすると毎月賃料の支払いが必要になります。賃料の他に共益費や管理費を要求されることもあります。賃料が安くても月額料金が高いこともあるので、毎月支払いが必要な金額を総額で確認してから契約しましょう。

更新費用


更新費用は月極駐車場の契約期間が満了したときに、継続して使用するときに請求される場合があります。更新費用ゼロで契約を継続できる場合もあるので、契約時点で更新費用について確認しておいた方が良いでしょう。

月極駐車場を探すポイント4つ

月極駐車場を探すときには、納得できる契約を締結できるところを見つけ出すことが大切です。駐車場探しで失敗しないための重要なポイントを紹介します。
 

探し方を比較する

月極駐車場はインターネットで検索したり、不動産会社に相談したり、周辺を見て回り探す方法があります。探し方を比較して自分に合っている方法で月極駐車場を見つけましょう。インターネットで探すのはいつでもできて簡単です。不動産会社を利用すると、希望の条件の月極駐車場を見つけやすいのがメリットになります。周辺を見て回り探す方法はアクセスしやすい範囲に絞り込んで駐車場探しができるのが特徴です。
 

駐車場の種類を決める

月極駐車場には主に平面式駐車場、多層式駐車場、機械式駐車場があります。どの種類の駐車場が良いかを考えて候補を決めましょう。平面式駐車場は車を出し入れしやすいですが、多層式駐車場なら屋内なので車が劣化しにくいメリットがあります。機械式駐車場にはさまざまな種類がありますが、平面式駐車場よりも安い代わりに入出庫に時間がかかるのがデメリットです。それぞれの特徴を比較して駐車場を選ぶことが大切です。
 

仮押さえが可能かを確認する

仮押さえに対応している月極駐車場を候補にすると安心感があります。仮押さえをした上で他の駐車場について調べる余裕が生まれるからです。複数の候補があるときには、仮押さえができると他の月極駐車場を調べて比較しやすいでしょう。仮押さえの条件や期間などについても確認して、押さえられるところから詳細を聞いて回るとより良い駐車場で決定できます。

空きがないときは相談をする

希望の月極駐車場に空きがないときには相談しましょう。満車ですぐに契約ができない場合でも、近いうちに空きができる場合があります。空き予定を確認してもらったり、空きが出た時点で契約する予約を依頼したりすることもできます。オーナーや管理会社にとっては空きができたときにすぐに契約してくれる人がいるのは嬉しいことです。希望を伝えていつ契約できるかを確認してみましょう。

月極駐車場契約の注意点

月極駐車場の契約をするときには最終チェックをすることが大切です。ここでは契約して失敗してしまわないために確認しておきたいポイントをまとめました。月極駐車場契約をする時点で以下のポイントに注意して契約すると失敗のリスクが小さくなります。

駐車場のアクセスしやすさ

月極駐車場を契約するときにはアクセスしやすさを確認しましょう。普段から使用する車を駐車するなら近くにあるのが理想的です。車庫証明を受けるためには自宅から2km以内の立地でないと認められません。距離とアクセスを加味して便利な立地の駐車場を候補にしましょう。


参照:車庫証明の取り方を教えてください。 | JAF クルマ何でも質問箱
 

駐車場のスペースの広さ

駐車スペースのサイズが適切かどうかを確認することは重要です。車のサイズに比べて月極駐車場のサイズが小さいと契約できません。車室サイズと車両サイズの両方が適合していることが求められます。また、多層式駐車場や機械式駐車場では高さ制限がある場合もあるので注意が必要です。

駐車場の利用しやすさ

月極駐車場は利便性を考えて選びましょう。駐車場に停めようとしても前後が狭くて駐車が難しい、駐車はできても左右の余裕がなくてドアを開けにくいといったトラブルはしばしばあります。契約前に実際に駐車させてもらって快適に利用できるかどうかを確認するのがおすすめです。
 

駐車場周辺の交通規制の有無

駐車場の周辺道路に交通規制があるかどうかを確認しておくことは大切です。前面道路が車両通行禁止になっていたり、スクールゾーンになっていて通行できる時間が制限されていたりすることがあります。警察署長による許可書の発行を受ければ通行可能になりますが、知らずに通行していると交通違反になります。契約前に確認してトラブルを起こさないようにすることが重要です。
 

初期費用の金額

月極駐車場の初期費用がどの程度になるかは個々に異なります。初期費用の大きな違いを生むのは保証金と礼金です。安い場合にはどちらも負担しなくて済みます。駐車場によってはそれぞれ賃料の2ヶ月分以上の費用がかかる場合もあります。前払いの家賃の金額も加味して、初期費用の負担に無理がない駐車場を選びましょう。

 

契約期間の制限の有無

月極駐車場は契約期間に制限が設けられている場合があります。初回契約の時点から数ヶ月間は解約できず、もし駐車しなかったとしても賃料を支払い続けなければならない場合があります。また、一定期間ごとに更新費用が発生する駐車場もあるので注意が必要です。契約更新ごとに余計に費用がかかるため、実質的には料金が高い駐車場になります。
 

解約条件

解約条件はトラブルを防ぐためにも詳しく確認しておくことが大切です。解約したいときの手続き方法が簡単か、告知期間が何ヶ月前に設定されているかといった点は確認が必要です。月極駐車場では月の途中で解約したい場合もあります。最終月の支払いについて賃料を一ヶ月分支払う必要があるか、日割り計算になるかもチェックしてトラブルがないようにしましょう。

保管場所使用承諾証明書の発行対応

保管場所使用承諾証明書の発行は警察署で車庫証明の申請をするために必要な書類です。月極駐車場では依頼すれば発行してもらえる場合が多いですが、有料の場合があります。車庫証明は車の保管場所を登録するために必要です。月極駐車場を車の保管場所にするなら保管場所使用承諾証明書の発行を受けられる駐車場を選びましょう。発行費用や手続きの仕方も含めて確認しておくことが大切です。
 

契約車両の変更の可否

月極駐車場の契約のときには車検証で契約車両の情報を登録します。車の買い替えをしたときや、自家用車と社用車を入れ替えて使用したいときに対応しているかどうかを確認しておきましょう。月極駐車場で一つの車種でしか契約できないことがあります。車検で代車を出してもらったときにもトラブルになることがあるので注意が必要です。

 

まとめ

月極駐車場の契約では希望の駐車場を探して空き状況を確認し、必要書類を揃えて申し込むことが必要です。審査が通ったら契約書を交わして利用できるようになるという流れになります。初期費用が大きいことが多いので、駐車場契約ではまとまった資金を準備しておきましょう。
 

※本記事は可能な限り正確な情報を元に制作しておりますが、その内容の正確性や安全性を保証するものではありません。引用元・参照元によっては削除される可能性があることを予めご了承ください。また、実際の土地活用についてや、税金・相続等に関しては専門家にご相談されることをおすすめいたします。

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